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人生100年時代の家づくり

yoneyama

こんにちは。一気に気温が下がって秋の訪れを感じる季節になりましたね。ここ最近は、風に乗って運ばれてくる金木犀の香りに日々癒されています。自宅の玄関先に金木犀の木があるので、この時期になると毎日金木犀の香りに心がわくわくします。お家の中や庭にお気に入りの場所があると、心穏やかに日々の生活を送ることができますね。


さて、今回は人生100年時代の家づくりについて。

人生100年が当たり前になるといわれるこれからの時代は、より長い視点を持った家づくりが大切です。


というのも、60年以上もの間その場所で暮らし続けていくためには、家自体の品質の維持はもちろんそこでの暮らしを維持し続けていくこともとっても大切です。


メンテナンスを重ねて、家自体の品質が保たれたとしても、その家に暮らす人がいなくなってしまえば100年時代に備えた家づくりとは言えないのではないかと思います。そこで、長く愛着を持って暮らし続けていくためのこだわりをお伝えしたいと思います。


家と共に、時を重ねていく豊かさ


それは、無垢の床を使用するということです。

長く使うために購入する財布や鞄や靴は、合皮ではなく本革を選ぶように、です。





確かに、無垢の床にはいくつかのデメリットが存在します。

湿気が多い夏は、床と床の継ぎ目がそり上がるし、乾燥する冬は、反対に床と床の継ぎ目に隙間ができたり、巾木との間に隙間ができたりもします。

そしてその結果、夏は足元に多少の凹凸感を感じるし、冬はその隙間にホコリが落ち込み、多少掃除が面倒になるかもしれません。


また、節がある無垢の床を使った場合、その節が抜けてしまうこともあるし、ヤニが出てくることもあります。


生きているがゆえに、木が暴れて床なりすることだってあります。


しかし、無垢床にはデメリットをカバーできるくらいの素晴らしいメリットが存在します。


例えば、無垢の床は断熱機能を持っている(空気層がある)ため夏は合板に比べて足元がべたべたしにくく、冬は合板に比べて足元がひんやりしにくいという特徴があります。


また、無垢の床は柔らかいから弱いというイメージがあるかもしれませんが、(では合板が強いのかというと実はそんなことも無く)何かを落とせば穴が開くのは無垢の床に限らず合板も同じです。


また、合板は表面にシートが貼ってあるだけなので穴が開いた場合、下地が露出して見た目が悪くなってしまいます。


それに対して、無垢の床を使えば穴が開いた場合、違う素材の下地が露出することも無ければ、多少の凹みなら表面を削ったり、水を含ませれば復元できることもあります。


さらに、窓際などは太陽の紫外線によって床の表面が変色してしまうのですが、無垢材はそれすらも味になっていきます。


そしてなによりも、無垢の床は見た目がかっこいいです!


かつ、経年変化によってその表情がどんどん変化していき、それを愉しめると同時に、何ともいえない愛着が持てます。



床は一度はってしまうと簡単には剥がせるものではないため最初の選択がものすごく肝心になってきます。ご家族と共に時を刻んでいくことが愉しみになる、永く暮らせるお家づくりをしていきましょう。


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